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1号室☆本乃しおりさま
お天気は快晴☀️.°
午前7時、お家の中を警備するのがたばにゃんの日課です。
ぐりゅりゅりゅ……ご飯はあるのでしょうか。
まずは1階、みんなの共同スペースであるダイニングへ向かいます。
シェアハウスの1階はリビング、キッチン、ダイニング、大浴場、玄関があり共同スペースとなっています。
各部屋にはユニットバス、トイレ、洗面台が設備されていますが、24時間、男女札を忘れず提げることで誰でもゆったりとお風呂に入ることができるようになっています。
部屋で食事を摂ることは構わないけれど、火を使うのは1階キッチンだけと決められています。
守らなければ退居、なので全面禁煙。
シェアハウスの規則はちょっぴり厳しいのです。
「お腹空いたじょ」
たばにゃんがダイニングへ入ると、その奥にあるキッチンにメガネをかけた男性がいました。
糊のきいたワイシャツにグレーのスラックス。
出勤前のようです。
「たばにゃん、おはよう。いつも通りだね、食べる?」
手にしていたお皿をたばにゃんの前にコトリと置いてくれました。
オレンジ色のお皿にちゃんとたばにゃん専用の猫缶から取り分けられたご飯です。
「いただくじょ♪」
ふんふんと匂いをかいでからちゃんとご挨拶をしてご飯を口にします。
その傍で彼も床に腰を下ろしてマグカップを口に運びました。
「今日は定時で帰れそうだから、夕飯の魚を分けてあげられそうだよ──あ、でも今日の夕飯担当は瑞希さんかな?」
パクパクしているたばにゃんの返事がなくても彼は勝手にお話しをします。
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