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更紗さんから森林の中にいるような爽やかなアロマの匂いがしました。
「今日は新しい住民が来るんだじょ」
「へぇー。どんな人だろうね」
ダイニング奥のキッチンに着くと更紗さんはたばにゃんを抱えたまま手際よく食材を選んでミキサーにかけます。
「若い男の人だじょ」
「ほぉほぉ。仲良しさん出来るといいねー♪」
ミキサーの中からトロリとした液体をガラスコップに移し、少しだけたばにゃん専用のオレンジ色のお皿にも入れてトレーに乗せてテーブルへ。
「仲良しさんするじょ」
「うんうん。どこのお部屋になるのかなー」
膝の上にたばにゃんを座らせ、テーブルに置かれている新聞を広げながら、作ったスムージーをゴクリ。
たばにゃんも更紗さんのお膝の上でお皿をペロリ。
トロリとしたスムージーはちょっぴり冷たくて甘くて酸っぱい。
ピピッと耳がたってピクピクさせてしまうと、更紗さんはクスクスと笑う。
「じゃ、お出迎え頑張ってね。いってきます♪」
「いってらっしゃいだじょ」
朝食を済ませた更紗さんはテキパキと後片付けも済ませてキリリとした姿勢で玄関扉を潜っていきました。
今日はとってもいいお天気です☀️.°
「お洗濯するじょ」
たばにゃんは次のお仕事を始めます。
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