now and then

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now and then

私は人生を他人に変えられた、今じゃそんな事どうでもいい事だけど…。   私は中学2年生になったばかりの春の終わり、  私はいつもの様に登校して、私のクラスへと向う。  今じゃ誰一人として私に目もくれやしない、  私は教室の目の前で生唾を飲み、ちょっとした覚悟を決めた。  クラスに入るなり私の視線は床に向き、  前髪の隙間からチラチラと周りを見渡す、  すると誰かの視線が私にチラリと向いたのを感じた  けれどその視線は言葉もなく元の位置へと移されていく。    私は窓辺の自分の席に着くなり、唖然とした。  机には、私への悪口が書かれていた  「死ね」「キモい」「バカ」  私はすぐ様鞄を床に置いて筆箱から消しゴム取り出し、  涙ぐみながら消した。  それを見て、近場に居た奴らが笑っている。  私は怒りにも似た、悔しさを感じながらに  黙々と文字を消した。  朝先生が教室に入り、健康観察をしていた時  またしても視線を感じチラッと振り返ると、  二列後ろの男子が私に向け中指を立てていた。  彼らは、私が気付いたのに焦る様に手を縮こめ、  隣の奴とケラケラと笑っている。  視線を元に戻すと、先生と目線が合った  けれどその目線もすぐ様背けら、少しの間が空き  先生は気を取り直したかのように、  今日の話をし出した。  そんな状況に私はただ呆然とするだけで、  何を思う気持ちもなかった。
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