如何ともし難奇妖を亡き者に!

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如何ともし難奇妖を亡き者に!

下にも恐ろし者の妖げなり、最早風摩に在らず人にも在らず、凄誠(スサマジ)き妖術使ゐ成らば後々禍ゐを招くであらう事は明白とこ堪える、この最早人の姿に在らずの者の妖げを亡き者に致しする事には致し方しかござらんとは我が風摩には害こそアレ最善策とにしか在らずと、これ以って妖げ者はその命を奪とはこそ風摩の使命なりと思わざる事でしか無いと知る。 しかししてこの者の妖げヲ伝授したるは某の不覚なりと知るハなんとしてもこの妖しげ者を亡き者にするでござるべきは後々の太平の世ヲ乱す如くハ必然にて我身に委ねたるが試練と知る如しなり。 この妖し奇なる者こそ『加藤團蔵』又は『飛加藤』なるや。 伍代頭目・風摩小太郎太・忘府認記述記第一章第三項『妖者』 abc00aa7-399e-4279-968e-d0388a07af21 唯一残された小太郎図
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