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「別にいじめられているわけじゃない。一つ前の学校でいじめられてて、もう人がクスクス笑ってるだけでも自分のことを笑っているんじゃないか、この学校の人も、みんな表面だけで裏で悪口を言ってるんじゃないか。
そんなことしか考えられなくなってて、もう、気にしたくもないし、生きているのが疲れちゃったから。」
この子も前の学校でいじめられたんだ・・・
「私も同じ!せっかく自殺しようとした場所も同じなんだから、自殺同盟組もうよ!」
とっさに出た言葉はこれだった、
クスクス笑われてるのは多分私の悪口だな、なんて、考えながら、この子には死んで欲しくないなと思ってしまったんだ。
「は?自殺同盟ってなんだよ?私は、もうここで、自分の人生の幕を閉じるって決めたの、」
と言って、彼女は机に登り始めた。
ロープも吊るしてある・・・
彼女は首に縄を回す。
「ちょっとまってよ!」
私は慌てて彼女が乗ってる机に登った。
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