日常

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日常

自分をおいて、景色だけが移り変わってゆく。 久しぶりに故郷に帰ってきて、はじめに感じる違和感。自分が住んでいた町並み、風景がたったの一年で変わっていることへの寂しさ。虚無感とでも言うのだろうか。 自分は成長できずに無駄な時間を生きている。そう感じてしまうことが、虚しくて悲しい。 そんな自分をおいて、世界は少しずつ変化している。 「はぁ…」 自分はどうしてこんなにも、何も見いだせずにいるのだろうか。 そんなのは、わかりきっている。変わろうとしない。ただそれだけ。 答えはわかっているくせに、 ほらまた、いつもの日常がやってくる。
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