糊代

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
真夜中から朝焼けまでに ひとつのショーが始まる。 コレは毎日繰り返す 自然法則の中の可視化。 闇が去る前の光のショー 東雲の頃となる。 コイツは、 プログラム中のジングルの様なもの。 終わりと始まりの意 音も無い光のショー、 幼少期の夏休みは これには間に合わず、 いつも見逃して悔しかった。 大人の頃と言うものは 時を忘れる生き物と成る。 何気なく待っても暮らしてない 物思いの頃の中気付く時に。 こんにちはと、さようなら 始まりと終わりの頃と同じ。 自信の無いこんにちはが続くと 期待のこんにちはに気が向いた。 何も無いものへ、さようなら これからの、こんにちは。 闇と光が重なった頃 恋の糊代へ貼り付けた時。 そしてまた糊代に、 恋の終始は東雲の頃……
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!