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ママとパパのおはなし
さやかの目は、星のようにきらきらと、かがやいています。
お母さんは少し困ってしまいました。さやかを眠らせるために、「夜の女神さまの話」をしたのに、さやかは眠りそうにありません。
「えっとね、さやか。夜の女神さまが来たら、良い子は寝ないといけないのよ」
「だったら、さやかは良い子やめる! ママ、夜の女神さまに会いに、お外に行こうよ」
さやかのママは、頭を抱えてしまいました。
さやかはふしぎそうな顔をしています。ママを呼ぼうと、手を伸ばした時でした。
「ママ、手伝おうか?」
「パパ!」
お仕事から帰ってきたさやかのパパが、二人に声をかけました。
パパはさやかの頭を優しくなでると、さやかの隣に寝転びました。
「今度は、パパが話すよ。夜の女神さまの続きを」
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