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悟も、春樹が好きなの?!
そこに、春樹が来た。
悟が、春樹のコートを抱き締めているのを、春樹は見てしまった。
悟の抱き締め方は、明らかに普通ではなかった。
「……何してんだよ、悟」
明らかに、春樹の声は、尖っていた。
春樹にとってみれば、心を許していた親友までも、自分をそんな目で見ていたのを知ってしまったのだ。
悟は、俯いていたが、顔を上げて、言った。
「好きだ! 春樹。子供の頃から」
春樹は、顔をしかめた。
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