ランチ

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その小さい身体のどこに、それだけのものが入るのかは永遠の謎だが、非経済的な体質というか、太らない体質というか。 「いっただっきまーす!」「「いただきます」」 俺等は全員揃ってパスタを食い始めた。 ソースの色といい、味といい、フォンド・ブォー仕立ての様だ。 俺が作る時は、いつもトマトを使うから、店でたまにこういった違いがあると、どう作ってるのか興味が湧く。 「美味しい!凄く美味しい!」 「山村、口の中のもんを飲み込んでから、話せ」 山村が騒ぎながら食べているのを、何も注意しない鈴木は、よく噛んで味わっている様だ。 ホント山村には甘いぜ。 俺はパスタの皿の奥に左腕で、山村の口の中のもんをガードしながら、パスタを食い始めた。 山村じゃねーが、確かに美味い。 どういうレシピなのか気にはなるが、教えてもらうことは出来ねーだろ。 山村は俺等の中で1番にパスタを食い終わると、直ぐにはデザートを呼ばず、余韻に浸っている様だ。 俺も次に食い終わる。 「保ー、ミートソース、美味しかったねー♪」 「ああ。鈴木も食い終わってから、デザート持ってきてもらうのか?」
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