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シンデレ○城
「じゃあ、決まりだな」
「僕、1度保と入ってみたかったんだー♡」
「言っとくが、俺は山村の彼氏じゃねーからな」
「山村くんは千夜くんの事、友達として好きなんですよね」
そうこう言いながら、シンデレ○城に向かうと、出番待ちの列が見えてきた。
やっぱ、どこをどう見てもカップルしかいねーが、男3人で入っちゃいけねーって決まりはねーしな。
最後尾に俺等も並ぶ。
実はもう、既に当時居た彼女と入ったことはあるが、鈴木や山村に話すとネタバレになるしな。
山村は、例の如く、つむじしか見えねーが、鈴木は目をキラキラさせている。
「パンフレットを見た限り、楽しそうなアトラクションです」
と、列が前に進んで、俺等の番になった。
城の中に入ると、コスプレした係員が俺等を出迎える。
「シンデレ○城へ、ようこそ、皆さん!僕は皆さんの案内をさせて頂きます。ピーターパ○だよ!」
以前も思ったが、コラボしてるとしか思えねー。
と、突然、暗くなったかと思うと、上にある画面に魔王らしきいかにも悪役っぽいメイクをした男の顔が映った。
『ガハハハハ!この城は我が支配した』
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