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センサーを射抜かれ、ライトが点滅する。
だが、鈴木は、その様子を見て急遽、作戦変更したのか、柱に着く前に相手に向かってビーム銃を撃った。
相手チームの最後の1人も、まさか鈴木が柱に着く前に撃ってくるとは思わなかったのだろう。
センサーを射抜かれ、驚いた表情をして、自分の点滅してるセンサーを見つめている。
『戦闘終了!生き延びたキミに景品を用意した。さあ、こちらへ来るがいい』
「済みません、千夜くん。景品貰いに行ってきますので、外で山村くんと待っていて下さい」
「ああ、後でな」
俺等は、それぞれの係員に連れられて、俺はさっき山村が連れてかれた方に誘導された。
「保ー!景品はー?」
外に出たところで先に日陰でソフトクリームを舐めながら、山村が手を振っている。
「景品は鈴木が貰って来る筈だ。俺も失格になったからな」
「えっ!保が?」
「ああ。相手に目をつけられていたみたいだからな」
「じゃあ、僕と一緒だね!」
俺は山村の左右のこめかみをグーでグリグリしてやった。
「何言ってやがる。何もしないでやられた奴が」
「痛い!痛い!ソフトクリームが落ちるからやめて!」
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