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悪魔「このッッ…鈍感ちゃんが!!」
「よお、しけた面だな悪魔」
「なに急に。口悪いなお前」
「悪魔相手に猫をかぶる必要がどこにある??」
「お前のそゆとこ嫌いじゃないよ俺」
「そこは「好きだよ」じゃないのか」
「なんで。それ言われて嬉しいか?お前は」
「嬉しくはない。別に」
「ほんとなんなのお前」
「そんな辛気臭い顔をしないでくれるか?教会の雰囲気が悪くなる」
「あのねえ……。悪魔がいる時点で空気は悪いでしょうが」
「そんなのいつものことだろ。というか、ここにくる人は瘴気に強い方が多いからな、心配要らんぞ」
「なんで教会きてんのそいつら…」
「失礼な、女神様のお知恵を借りるためだ。決まっているだろう」
「はー…ほんと女神好きだよねお前」
「俺の主だからな。当然だ」
「……。そーんなハッキリ言われると、俺、さみしんだけど」
「は?好きの意味が違うだろ」
「え?」
「女神様はもちろん大好きだが、それは信仰の意だ。お前への好きとは根本的に違う」
「え、はへぁ……」
「?顔赤いな。熱でもあるのか?」
「〜ッッもう!おまえすき!!!」
「はぁ?」
「ねつなんてないし!おれあくまだし!!!」
「そこ関係あるのか…」
「あるーー!!!!」
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