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【 おやすみの順番 】
なぜ、ジャンケンでおやすみの順番を決めるようになったのか。
それは、私たちふたりの性格と関係性によるものだ。
私が彼に初めて出会ったのは、1年前。
このとある小説サイトに私が登録し、作品を公開した時に、彼との出会いが始まった。
まだ、サイトに登録したばかりで、フォローとか、フォロワーとか、よく分からなかった時。
私の初めての投稿作品に、彼が『いいね』をしてくれた。
生まれて初めての『いいね』。
嬉しくて、彼のプロフィールを見る。
彼もまた、このサイトに登録したばかりのよう。
作品は、まだ1作のみだった。
私も彼の作品を読んでみる。
すると、すごくその小説の内容に引き込まれた。
どんどん先が読みたくなる。
この先どうなるんだろうと、読み進める。
すると、次第に切ない物語へとストーリーが展開されてゆく。
ラスト、最後の1ページで、いつしか私は、瞳から熱いものが零れ落ちていた。
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