エピソード2

6/7
前へ
/54ページ
次へ
うわ、いらんこと言ったな俺。 は?って言った声がめっちゃ怖かったわ。 こういう時はすぐに謝るのが吉だよな。素直が一番。 「失礼なこと言いました。すみません」 そう言いながら、俺会長に謝ってばっかだななんて考えていると、頭上から本日2度目の溜息が聞こえる。 「もういい。とりあえず帰れ」 これは、完全に呆れられているな。 まあ、年下に赤ちゃんみたいだなんて言われたら当然か。 「すみませんでした」 そう言いながら、来た道を戻る。 呆れさせてしまった。 想像と違っただけに申し訳なさが募る。 まぁ、高校生活始まったばかりだ。 今度会ったときに、もう一度謝ればいいか。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

134人が本棚に入れています
本棚に追加