夕立のぼくらは〜いであのあんぶれら〜

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 すでに夏休みは始まっていて、みな君は塾通いと部活の毎日です。ぼく自身は、8年ほど小学校を休学していたので…この間にと、父に復学の手続きをしてもらっています。  みな君には遠くに越して事情の知らない小学校に転入するよう言われましたが…宇賀神の務めがあるので、おいそれと本家を空けることはできません。  時に、そのみな君がせっかく作ったお弁当を忘れていったようです。今日は学校でなく、近くのグラウンドで部活の皆さんと自主連をしていたはず。ぼくは思い立って、お弁当を届けに行くことにしました。
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