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「みな君…?」
そう言って彼を見回した。背がとても高いがよく見ると高校生くらい。あんなに白かった肌は日焼けをして、細身だが均整のとれた身体をしている。眼鏡はしていなかった。
「みな君なの?ぼく…一体どのくらいいなかったの?」
父が代わりに答えた。
「お、驚かずに聞きなさい。今日は20○○年の7月20日。たつみが失踪してから8年経っている」
「8年…急に言われてもピンとこない…。ねえ、いまは平成何年なの?」
今度はみな君が答えた。
「平成?いま令和だよ。令和…」
「れい…わ?あ、あああ、年号が!年号が変わっているううううう!」
「一番驚くとこそこかよ」
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