2章

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 この日は午前中からずっと集団行動の練習をしていました。  休みは昼休みだけ。  集団行動で気をつけをしている間は顔や頭が痒くても我慢しなければなりませんでした。  少しでも動くと田○先生から連帯責任で体育館を五周しなければなりません。  次に進めるかどうかは先生の気分次第です。  午後の練習の時、花粉症で目のかゆみにこらえきれず、目元を触ったら、先生の前に連れ出され、首を絞められました。  とても痛かったです。  その後連帯責任で、体育館五周走るように言われました。  その時に喘息持ちで見学をしている友人も走るように言われました。  私は彼女が喘息持ちで激しい運動を禁止していることを説明しましたが、聞き入れてくれず。  彼女も生徒手帳と医者の診断書のコピーを見せました。  すると先生は彼女の生徒手帳を投げ捨て、診断書のコピーを破りました。  彼女は私と一緒に走りました。
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