序章

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 上司が問題をおこしても『人手不足』を理由にそのまま会社に居座っている。  忘れ物をしただけで居残り学習と称して、生徒指導室でひたすら教科書の文章を写すだけの作業を強いさられる。  誰かが事案を起こしたからと連帯責任でだだっ広い運動場を何周も走る。  などなど枚挙(まいきょ)(いとま)がない。  忖度(そんたく)で泣き寝入りする人がどれぐらいいるだろうか。    ――これは正義の制裁。吊し上げをされるようなことをするほうが悪いの。  ――因果応報、自業自得。  それだけ正義に飢えているんだから。  だから”よろず屋ななつ星”がある。  では制裁物語始まり始まりー。
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