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生卵を綺麗に割るのは非常に難しい。
だが、今回こそはけりをつけてやる。一生生卵を割れないなんて絶対に嫌だ。
震える手。
ドクドク鳴る心臓。
ガッシャーンと鳴る窓。
ガッシャーンと鳴る窓!?
驚いて窓の方を向くと、そこにはかつて友達だったBくんが、ナイフを持って立っていた。
なんだと! このままでは殺される! 何か言わなければ。
「な、な、生卵がどうなってもいいのかー!」
違う、俺はそんなことが言いたいのではない。
すると、Bくんが何か言い出した。
「違くて! ナイフが勝手に動くんだって!」
んな訳あるか!
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