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「陽葵!」
「あー紫苑くん!」
「話って…何?」
そうだ、ちゃんと伝えるんだ。
「俺実はね、病気なんだ。
自律神経失調症っていう、
其れが今…さ、再発してるんだ…」
「なんで秘密にしてたの?」
え…怒ってる、陽葵が怒ってる
「なんで私には話してくれないの?
私そんな信用出来ない?
1番の友達でしょ?
幼なじみでしょ?
なんで私には教えてくれないの?」
え、幼なじみって言った……?
いや、それよりも!
「陽葵を心配させたくなくて…」
「気づいてたよ」
「へ?」
「私、紫苑くんが病気なの知ってるよ」
「え…」
「だって調子悪かったもん。あの日何時もと違うかった。ちっちゃい頃も風邪引いたくらいの時と違うもん」
「え?」
「なんで私には病気だったって
教えてくれなかったの?
なんで私には幼なじみの紫苑だよって
教えてくれなかったの??????」
「ちっちゃい時からそんなだよね!私紫苑くんは好きだけどなんでも話してくれない、秘密にする紫苑くんは大ッッッッッッッ嫌い!!!!!!!!!」
怒ってるけど、泣き顔。
「…陽葵が悲しい顔するの、見たくなかった。陽葵が喜ぶ、
笑顔の方が見たかったからッ!!!!!!!!!」
「じゃあ、泣き顔の私は嫌いなの?」
「え?」
「私は怒ってても笑ってても泣いててもどんな顔でどんな時の紫苑くんでも大好きだよ!!!!!!!!!」
こんな時に思ったらダメだと自分でも思う。
可愛い、好きだ
「俺も喜怒哀楽どんな表情してても、暗い所でも1番大好きで、1番会いたいのは」
ズキッ
痛い…
「陽葵だ!!!!!!!!!」
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