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4.雄っぱいに食われた
「んん〜〜っ!!」
俺はあっけなく食べられた。がぶりと唇ごとかぶりつかれたのだ。
唇にかぶりつかれたままお前は犬かってぐらいベロベロと舐められた。
しかも鼻息を荒くして血走った目を見開いて俺を凝視したままだ。怖い。
頼むから落ち着いてくれと言いたくても少しでも口を開けば絶対に舌をねじ込んでくるだろこれ。
嫌だぞ俺は、そこは越えちゃ駄目だ。いやもう既に越えちゃいけないラインを越えているがもうこれ以上は越えさせる訳にはいかない男として。
「はぁ、はぁ……かおるっかおるっ!」
必死に俺を求める切羽詰まった声に絆されそうになるが気を引き締めて睨みつける。すると更にダイチの息遣いが荒くなる。
そうだったコイツには逆効果だった。
「ちょっ!おまっ、何してんだよ!?」
血走った目をしながらも顔を離してくれて良かった少し冷静になったかと思ったのもつかの間、俺の片方の膝裏に手を入れて片足を大きく開いてきた。
「はぁっ、カオルっ好きだ……!」
「うわっアホお前っ! やめろってっ、ダイチっ!」
そして俺の股間に奴は自分の股間を擦り付けてきたのだ。
スボン越しに擦り付けられるいちもつ。大きく広げた足の間でカクカクと腰を揺らすその行為はまるでセックスをしているみたいだ。
そう考えるとなおさら恥ずかしくなって顔をそらすが、腕を押さえられたままなのでまともに顔を隠す事も出来ない。
「あぁっカオルっ出るっデル……っ!」
「も、ぉっ……さっさとイけよっ!」
精一杯強がってみるが、ぶっちゃけ俺も切羽詰まっていた。だって一番敏感な所をこんなに擦られたら切羽詰まるだろ。生理現象だ。
そんな俺を知ってか知らずかダイチは更に腰の動きを早めて俺の肩口に顔を埋める。
耳にダイレクトに熱くて激しい呼吸を感じ、良くわからない快感がせり上がってきそうだ。
「くっ……カオルっ」
ダイチが息を詰めたかと思ったら腰の上下の動きが止まり、かわりにぐりぐりと強く押し付けられて奴の股間がビクビク動くのが伝わってきた。イッたんだろう。
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