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5.直近十年間の振り返り
東日本大震災が起きるまで、私は目立たず生きることしか考えていませんでした。
定年したら、家でじっといるイメージでした。
しかし、被災地にボランティアで訪問し、津波の生々しい爪痕を見て、死は日常の
近くにあることを認識し、死に向かってラストスパートする気になりました。
どうせ死ぬのなら、流されて死ぬのではなく、突っ込んで死にたいと思ったのです。
現在の私は、10年前に夢見るにはあまりにも理想的な生活をしています。
自由な時間は増え、C社から給料をもらいながら、コンサルタント先からコンサル
タント料を貰い、公的年金と私的年金を受け取り、B社勤務時とほぼ同じ収入を得て
います。
B社の給与がそれぐらい安かったということでもありますが、退職勧奨にのれば
もっと早くこの生活が手に入ったと反省することがあります。
定年退職後の生活を描いた本をたくさん読みましたが、収入が減った分だけ、自由な
時間が増えるので、趣味と健康のために生きろと書いてありました。
私は収入が維持でき、その上自由な時間が増えたのです。
創作に多くの時間を投入しています。
新しい会社や人と出会って、刺激を受けています。
定年前から私は会社以外に社会に参加し、社会から必要とされる存在になろうとして
きました。
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