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会社で評価されなくてもいいので、社会に向きあってきました。
私にとって、この10年間の最大の出来事は日経エコロジーで連載を持ったことです。
(延べ5年半連載を持っていましたので、「環境事務局の本音」という文章を読ん
だことがあるという人に会うことがあります。)
労働安全コンサルタントとして特別教育や作業主任者の講義をするようになったの
も、この十年間のできごとです。
こんな風に徐々に開業ができるとは思っていませんでした。
私を指名して講義に来て欲しいといわれることは、望外のことです。
実力があるからできたなどという自惚れはありません。
人前で8時間講義をする実力があるとは思っていませんでしたが、機会をいただき、
挑戦していく中でそういう能力が身につきました。
これは、労働安全コンサルタントとして挑戦する気持ちを持った人間が少数だった
ので、機会を頂けたのだと思っています。
多くのサラリーマンは、会社の外で働くことを避けようとしますが、私は積極的に
参加してきました。
10年前というのは、副業は原則禁止されており、今のように副業が許されるような
環境ではありませんでした。
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