あなたの喪主にならせてね

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 ねえ。貴子さん、死んだふりは今夜だけよ。  朝になったら一緒に起きましょうね。そうしなくてはだめなのよ。あなたはわたくしをぶったんだから。まだ頬が熱いわ。  きっと必ず起きるのよ。 「おやすみなさい、貴子さん──」
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