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助けて。痛い。助けて。
そんな音をぶつぶつと漏らしながらラボで1番大きな水槽で、今日もそのキマイラはゴツンゴツンと強化ガラスに体を打ち付けていた。
このガラスは50センチの分厚さがある。どんな化け物でも容易に壊すことなんてできない。そんなことを思いながら、今日もその変わり果てた姿を見上げる。
ユーリ、なぜ君は。
いや。
君はそこにいるのだろうか。
もうユーリの体はとうの昔に朽ち果てているはずで、そこに繋がるこのキマイラは今日も体をガラスに打ち付けている。
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