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Kさんが高校生になってすぐ、そのおばあちゃんが亡くなった。老衰だった。
それから、おかしなことが起こるようになった。
夜遅くまで勉強していたり、ゲームをしていたりすると、突然部屋の電気が消えるのだ。
電球が切れたのかと思って確認するが、そんなことはない。
時間はバラバラだったが、深夜まで起きていると、まるで誰かがスイッチを押すようにして電気が消える。
その現象は、昔おばあちゃんが「消灯ですよ」と言って電気を消していたのを思い出させた。
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