ねんねんころり

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♪~ ねんねんころりよ おころりよ 坊やはよい子だ ねんねしな 母親は子どもを抱いて、子守唄を歌い、子どもを寝かしつかせている。 身体を揺らし、子どもを見つめ、ずっと笑みを浮かべている。 その母親は、子守唄を歌い終わると、私の目を見て冷たく睨んだ。 ――違う。私じゃない。 私は、何にもしてない。 お願い。信じて……
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