昼の夢

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ピーンポンとチャイムがなる。 「こんにちは」 とセールスマンが図々しく入ってきた。 (困ったよ。明日から学校だから復習や予習をしておきたいのに。) 仕方がないけど嫌だなと思いながらセールスマンを室内に入れた。 「あ、分かった。明日から学校で予習復習をしたいのでしょう。 今なぜわかったと思ったでしょう。実はこの装置”xasagimumi81,,通称心読機は人の心が読めるのです。ですからあなたが学校で人間関係に悩んでいることも丸わかりです。」 「いくらですか。」 「新作の装置なので6万9800円になりますね。」 「分かった。買い取ろう。」 装置は間近で見るとイヤリングのようだった。蝶がひらめきおしゃれで新風なデザインだった。そこからは説明したくない。学校で相手の心をズバズバと読みあて孤立した私はいじめにあった。絵の具の洗水をかけられたり恥ずかしい写真を取られたりつらい日々だった。 「ああ夢だったのか。」 ピーンポン
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