夜行性のハムスターは

1/1
前へ
 /1ページ
次へ
朝は突然やってくる。 サーっと音が聞こえると、同時にまばゆい光が入ってきた。 カーテンを開けたんだ。 「おはよう、ハムちゃん」 お世話をしてくれる人間が、わたしに話しかけてくる。 逆にわたしはおやすみ。 クタクタだ、と感じたら、もう朝だったのか。 体の感覚は、いつも正しい。 ねぇ、もう水が少ないよ。 そう訴えようと檻に前足を引っ掛けると、すぐに水を入れてくれた。 ご飯も少ないよ。 けど、ご飯は大丈夫。巣の中にためてるんだよね。 ため込むのが趣味だから。 「じゃあ、いってきます」 おやすみなさい。 夜に働くわたしには、いってきますがおやすみの合図。 (完)

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>