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仕事が終わり
響の家へ直行する
マンションの下につき
一瞬ラスボスのお城に着いた気分になりたじろう
過去に他の男性に別れ話をした時に
殴られたこともあったけれど
響は絶対に手はあげないのはわかっているし
別れ話を長引かせることも
絶対にしないだろう
それにこの期に及んで
こんな理由でも響に会えるのが嬉しい
いつものように
会った瞬間抱きしめてもらえないのも
触れてさえくれないのも
わかってる
それでも
ネイキッドの昴ではなく
響という1人の好きになった人を
心にちゃんと刻んでおこうと
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