あなたの好きなところ

10/11
18人が本棚に入れています
本棚に追加
/260ページ
「響と私は似すぎてるからかな・・・」 「はぁぁ?たしかに・・・ それじゃあ。うまくいくわけないな。」 抱きしめてた体を剥がして 悪戯に笑いながら言う響が 私の体を玄関に向けて肩を押した 「じゃーな。早く帰れ。じゃないと喰うぞ!」 涙が溢れてきた 響の優しさが痛すぎて 「うん。」 流れた涙を見せないように 気づかれないように ゆっくり歩き 靴を履き 丁寧にドアを閉めた ドアが閉じる前に「サヨナラ」と呟く 愛してた響の声が聞こえた
/260ページ

最初のコメントを投稿しよう!