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アタシ
山那 此花
「ヒャアッ!た、高い!はなせーっ!」
両手両足をバタつかせてると
階下の部屋に連れ込まれた!
魔王
イブリス・ラアル・ヘレンシオ
「大人しくしろ…!」
来客室らしき部屋っ
ベッドの上に放り投げられた!
アタシ
山那 此花
「ンギャアッ!」
起き上がった瞬間、顔を斜めにした
イブリスに唇に吸いつかれたっ
魔王
イブリス・ラアル・ヘレンシオ
「ンム…チュッ…」
アタシは目を細めながら大人しくなる…
アタシ
山那 此花
「んぅ…ちゅ…」
頭の中が真っ白になって甘い痺れが//
魔王
イブリス・ラアル・ヘレンシオ
「ァム…チュ…」
気づいたらその口づけに応じてて
アタシは目を閉じてしまって…
彼の顔を触ると仮面が消えてた!
薄く目を開くけど彼の顔が
すごく近くてよく見えない…//
アタシ
山那 此花
「ぁむ…んちゅ…//」
この際、顔が確認出来なくてもいい…
その唇がゆっくり離れて
目を開くと、彼はまた仮面をつけていた!
魔王
イブリス・ラアル・ヘレンシオ
「今日一日の食事分は
いただいた…おいで…」
イブリスさんはスッと離れて
すっかり大人しくなってしまったアタシは
ベッドからゆっくり起き上がり
イブリスさんのあとに続いて部屋を出て…
廊下を進み、食堂についた。
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