{食堂にて}

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魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「全部、食ってくれたか!ありがとう!」 すぐ隣に座る、イブリスさんに 頭を撫でられた…// アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「えへへ…♪」 頭を撫でられたり褒められたことが1度もない アタシは嬉しくて、椅子から立ち イブリスさんの膝の上に座って その首もとに抱きついていた! 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「ぁが…///」 (内心:嗚呼、いい匂いがするッ 雌のフェロモンの匂いだ…//) そっと抱き返される…// 白ローブの魔族 「…//」 白ローブの魔族は空になった 食器を片付けて、厨房に移動して イブリスさんの食器も空っぽになってた… アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「ねね…お城、案内して♪」 アタシは彼の首から離れて 仮面の鼻先を避けつつ、赤く光る瞳を見つめる。 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「ハアハア…//も、もちろん…///」 イブリスさん、呼吸が荒いけど… 仮面のせいかな? アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「大丈夫…?」 イブリスさんは頷いて、アタシを横向きで 抱き上げてきて椅子から立ち上がった! 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「だ、大丈夫だ…//」 そっと高いところから下ろされて アタシはイブリスさんに微笑みかけるっ アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「ならいいの…♪」 こちらを見つめてたイブリスさんは 一度、視線をそらしてから深呼吸した。
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