{城内にて}

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魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「その両側の部屋は手下の部屋になってる。」 手下ということは… あの、白ローブのヒト達の部屋か。 アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「ふぅん…あれだけ たくさんいるけど、全員入るの?」 イブリスさんは頷いた… 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「もちろん!一番広い部屋だからな…」 なるほど。 アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「そういえば、森にいた でかいコウモリもアンタの手下なの?」 アタシはイブリスさんを見上げる… 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「ああ、シロのことか… あいつはワタシのペットだ。 森の見張りをお願いしている…」 あれがペットってやばすぎ! アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「悪趣味ね…鎖にでも繋いどきなさいよ! アタシ、噛み殺されそうになったんだからっ」 イブリスさんの口元に笑みが浮かんだ。 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「そうか、ちゃんと 追い込みの仕事してくれたんだな…ククク…」 え…? アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「ね、ねえ…それ…どういう意味?」 イブリスさんは、なにも言わずに スーッと床を滑って次の廊下に進んでいく! 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「ククク…//」 なんなのよ、こいつ…! アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「ちょっと!待ちなさいったら…!」 アタシはイブリスさんの後に駆け足で続いた!
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