{玉座にて}

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魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「やはり、人間は面白いと思っただけさ… そこらの魔族の女よりよっぽど良い。 オマエのような強がりな女のほうが… ワタシは好みだ。」 なるほど…ベタベタすれば嫌われるのか! だけど、アタシにはそこまで出来ない…(汗 アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「ふんっ…なにそれ、告白?」 アタシはイブリスさんを見上げたまま 挑戦的な笑みを浮かべたけど 怖さもあるから、冷や汗が出てる…(汗 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「ああ…まるで、生まれたての魔獣が 威嚇しているようだ…///」 そ、そのたとえはどうかとおもうけど 魔王らしいたとえかたね…(汗 アタシは思わず苦笑する。 アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「が、がおーっ!」 目一杯、吠えてみた… 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「ぐふッ…か、かわいい…///」 仮面の下の口元に手を添えて なんか黒い液体を吐き出した! こ…このヒト、大丈夫なの? アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「あ、あの… その墨汁みたいな液体、なに…?」 アタシは訝しげに、イブリスさんを見つめ 直後に白いコウモリが3匹飛んできて 真っ黒になったイブリスさんの 手を黒い布で拭いていた。 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「ハアハア…興奮すると 吐血するのはワタシの悪い癖だな…//」 鼻血は良く聞くけど…やっぱり、血だったのね。 ん…?ってことは、待って… い、今…興奮したってこと?/// アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「この変態…っ!」 アタシはちょうど中腰で呼吸を整える イブリスさんにビンタした!
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