{玉座にて}

7/7

21人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「べ、別に…こわくなんて なかったんだからぁあ…ぅうっ///」 頭を優しく撫でられながら 抱き返される… 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「強がらなくても良いんだぞ… ま、まあ…そういうところもたまらないが…//」 今度は背中をさすられて落ち着いてきた… アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「ね、ねえ…湖行きたい…」 イブリスさんは頷いて ゆっくり、アタシから離れる。 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「いいだろう連れてってやる、こっちだ。」 イブリスさんはスーッと床を滑るように 一本道を通り扉の前へ向かって… アタシも慌てて、その後を追いかけた! アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「待ってよお!はやいって~!」 扉の前でしゃがむ、イブリスさん。 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「ククク…ワタシの背中に乗れ…」 アタシは頷いて彼におぶられる… アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「たっかぁ…!」 イブリスさんと、ほぼ同じ目線になって 少しだけ足がすくんだ…(汗 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「これならワタシも楽だ…♪」 イブリスさんは扉に手をかざし 目に見えない力で勢い良く扉が開いた! アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「おお…!」 スーッと移動するイブリスさん! なんていうか…セグウェイに乗ってるみたいっ 浮いてるからか、多少上下に揺れるけど 酔ったりとかはしなくて、ホッとしたわ…
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加