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アタシ
山那 此花
「ま、まあ…アナタが
まともな男だって事は分かったわ。
ちょっと、変わってるけど…」
少しして中庭の城壁の
扉から出た、アタシ達…
丘を下り目の前に
大きな湖が見えてきた!
魔王
イブリス・ラアル・ヘレンシオ
「それならばよい!
ほれ…ついたぞ、魔界湖だ。」
イブリスさんに湖畔で下ろされて
桟橋をアタシ1人で歩いていく。
アタシ
山那 此花
「大きな湖ね…」
イブリスさんの視線を背中に感じる…(汗
魔王
イブリス・ラアル・ヘレンシオ
「桟橋の先には行かない方がいいぞ。」
アタシは振り向いて
イブリスさんを見つめた。
アタシ
山那 此花
「な、なによ…何があるっての?」
アタシは、いつも通り
強がりモードに入って…
彼の忠告を聞かずに桟橋の先に向かう。
魔王
イブリス・ラアル・ヘレンシオ
「まったく、言っても分からぬか…」
桟橋の先までついた瞬間
牙のある大きな魚が飛びかかってきた!
アタシ
山那 此花
「ギャアアッ!」
恐怖のあまり、体が強張って
目を強く閉じてしゃがんでいた!
パァーンッ!
魔界魚
「ギョフェェエッ!」
な、なにも…来ない…
バシャン!
ゆっくり目を開けて、桟橋から湖を覗くと
3mはある大きな魚が白目をむいて浮いていた(汗
アタシ
山那 此花
「ひぃいっ…(汗」
アタシはすぐにイブリスさんに
駆け寄って、その胴体に抱きつくっ
魔王
イブリス・ラアル・ヘレンシオ
「だから言っただろ?先へは行くなと…
ふう、まあいいか…クククッ//」
イブリスさんに抱き上げられる…
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