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アタシ
山那 此花
「そ、その魚どうするの?」
イブリスさんは頷く。
魔王
イブリス・ラアル・ヘレンシオ
「今日の夜ご飯にしよう。」
指笛を鳴らすイブリスさん
すぐに白コウモリ達が集まってきて…
ひときわでかい白コウモリも飛んできた!
アタシ
山那 此花
「あ、あいつ!」
アタシはひときわでかい
白コウモリに見覚えがある。
魔王
イブリス・ラアル・ヘレンシオ
「ククク…シロだな。」
シロと呼ばれたコウモリは
その魚を足で鷲掴みにして
他の白コウモリ達と城の方に飛んでいった!
アタシ
山那 此花
「あんなでかい魚を持ち去るなんて
とんでもない足指の力ね…」
アタシは何度かまばたきする。
魔王
イブリス・ラアル・ヘレンシオ
「ワタシ達も帰ろう。」
アタシは頷いて、片腕抱っこされたまま
イブリスさんと一緒に城に戻った…
アタシ
山那 此花
「夜ご飯…楽しみだな~♪」
アタシ達は中庭に戻ってきて
入ってきた城壁の扉が勝手に閉じて…
中庭から城内に戻ってきた!
魔王
イブリス・ラアル・ヘレンシオ
「いい匂いがするだろ?
食堂から来てるんだ。」
アタシは空気中の匂いを嗅ぐ…
アタシ
山那 此花
「ほんとだ…もう作ってるんだね!」
イブリスさんは頷いてアタシは
床の上に下ろされた。
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