{魔界へようこそ}

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アタシはイブリスに向き直った。 アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「はあ…なにすれば良いの?」 イブリスは口元に 笑みを浮かべてる… 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「逆に…オマエには何ができる?」 アタシに出来ること… アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「掃除ぐらいは出来るよ!」 イブリスさんに鼻で笑われた! 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「フン、他には…?」 ほ、ほかに…うぐぐ…! アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「な、なんだってやったるわ!」 アタシは両手を腰にあて胸をはった! 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「言ったな…?」 アタシは腕を組む… アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「言ったけど、なに…?」 イブリスさんが近づいてきた! 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「ならば、体で…」 っ!? アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「そ、それだけは…嫌だっ だ…だって…アンタの、い…いたそうだもん!」 やっぱ、ここに泊まるの止めよう! アタシは回れ右をして 入ってきた出入口に小走りで向かう。 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「どこへ行くつもりだ…?」 一瞬で出入口の前を通せんぼされた! アタシ 山那 此花(やまひなこのは) 「ここでお世話になるつもりないから 出ていくの、どいて…っ!」 イブリスはどいてくれないっ なら、違う出口を探すまで! アタシは奥の廊下に向かって走った! 魔王 イブリス・ラアル・ヘレンシオ 「クククッ…オニゴッコだな… ちょうど、退屈していたところだし 運動不足の解消にもちょうどよい…」 アタシは振り向いて立ち止まる。
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