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次郎の嫁の文は次郎より5歳上の姉さん女房だ。
好きだった女と結婚できず、親の勧めた女とどうにでもなれという気持ちのまんま、見合いをしたのが、知り合うきっかけだった。
今思えば、ずいぶんと失礼な話だが本当のことだった。
もはや、次郎は結婚になど、希望を持っていなかったのだ。
文は、見た目は普通だったが、性格は情に深く、気立がよくて、料理なども上手だった。
なんと言っても信頼できたのが、今思っていることや心配事を打ち明けてくれることだった。
次郎は、文と結婚して暮らせば暮らすほど、文のことが大好きになっていった。
次郎は、文と幸せな家庭を作ろうと心から思った。
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