ずっと守られた約束
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文が亡くなって、次郎が心配になった詩が一緒に住もうと言って来てくれた。 だが、次郎は大丈夫だから心配するなと言って断った。 この家で、文とずっと暮らして来たんだ。 どこへも行きたくなかった。 文は自分にはもったいないくらいの妻だったと今更ながらしみじみ思う。 次郎は今夜も布団を隣同士、二枚敷き、文と思い出話をしながら寝るのが幸せなのだった。
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