プロローグ

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わたしは、女性に腕をズルズルと引っ張られ気がつくと、海を思わせるような爽やかなブルーの外壁の建物で扉は白色。その横には『まりみどカフェ食堂』と書かれた看板が置かれているカフェ食堂の前に立っていた。 「ようこそ~」 「……あのようこそ~と言われましても……」 「今日オープン日なんですよ」 女性はわたしが戸惑っていることなど気にせずニコニコと微笑んだ。 「わたし、金欠なんですよ」とわたしが言うと女性は、 「大丈夫ですよ~今日はカフェ食堂のオープン初日なので半額で食事を提供しますよ。それに、あなたの夢を叶えることができるかもしれないですよ」 そう言って女性は満面の笑顔を浮かべた。
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