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「確かに夏海さんはわたしに似ているけど信じられないです。だってそうでしょ? 未来からやって来たわたしですと言われて誰が信じますか?」
確かに夏海の言う通りだ。わたしだって目の前に突然、「未来からやって来たわたしです」と言う人が現れたら頭のおかしな人だなと思うだろう。
「うん、夏海ちゃんの言う通りかもね……」
「そうですよね。じゃあ、夏海さんさようなら」
夏海は手を振りこの場から立ち去ろうとしている。
「ち、ちょっと夏海ちゃん待ってよ~」
「いえ、待ちません。夏海さんさようなら~」
夏海はツインテールの髪の毛を揺らし校庭から出ていこうとしている。
「わたしが夏海ちゃんである証拠を見せてあげるから待ってよ~」
わたしは、慌てて夏海を追いかけツインテールの髪の毛を引っ張った。
「ちょっと髪の毛が崩れますからやめてください。わたしである証拠を見せるって何ですか?」
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