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1
すると彼女が言葉を発した。
「ねぇ蒼咲さんも小説書いているの。」
《も》ってどういうこと。まさか。行崎さんも小説書いているの。
2
「そうだけど。」このときの声は震えていたと思う。それだけ期待してたのだ。まだ見ぬ扉に。
3行崎さんはそれを聞いた瞬間椅子を倒す勢いで立ち上がった。
「嘘でしょ」
口から驚きの言葉が漏れている。
「ねぇその作品見せて。」
「えっ」
今度は私が驚いた。どうしよう。落書きみたいな物語だ。でも
「いいよ。」
勇気を振り絞って答えた。
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