扉を開けて

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扉を開けて

1 「ねぇ扉を開ける」 どっちが言ったかはわからなかった。けれど返事は決まっている。 「もちろん」 2 なぜこんなことしたんだろう。 今考えてもわからない。 でもきっと面白いはず。 そう思ったから開こうとしたんだろう。きっとそう   3 物語ではこの扉の向こうは,物語では,ほとんど現実と同じ世界だ。ただ1つ 名探偵なんていないくて物語がないことだけだ。本好きの主人公がこっちで事件を解決してくってストーリーなんだけど,主人公とともに異世界へと行く人なんていなかった。 4 道は砂利っぽい感じで歩くとジャリジャリした。そこまではものがたりにかけてないから実際に感じられてここに来たんだと思えた。 「すごい」 行崎さんも同じ思いのようで言葉を漏らしていた。 「じゃあ探検に行きましょうか。」
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