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1964年の某雑誌インタビュー記事より
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自分にとって創作というのは、言うなれば「発掘されたい遺跡」みたいなものですかね。
何百年後か何千年後かわかりませんが、考古学者みたいな人が、とても慎重に、繊細に、遺跡を掘り起こすように、一つずつ、少しずつ、僕の創作物の造形を明るみにし、感嘆し、少なからず尊敬の念を抱いてくれる、みたいなことでしょうか。
まったくもってそんなことがあるとするならば、それこそ、この上ない幸せというものとしか言いようがありません。
まぁ、もちろんその時にはすでに僕なんかは生きちゃいないわけですけどね。
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