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「はぁぁぁああ…」
「ユウマさんが溜め息なんて珍しいですね」
数日後。金髪碧眼のザ・イケメンという感じのあまり表情の無い青年が俺に紙コップでコーヒーを持ってきてくれた。会社の休憩室で頭を抱えていた。
あの後大地の兄にこのイケメンに会わせてくれと散々言われ、拒否していたが大地にハサミで脅されて返事をしてしまったのだ。
「そのぉ…はぁ…」
なんて切りだせばいいんだ?チビに犯されて脅されてるからその兄貴と会ってくれとか言えるか?言えねーよなぁ…
コーヒーを受け取って冷たかったので一気に煽り飲む。紙コップを置くのと同時に握りつぶしチラと見上げる。顔面偏差値やばすぎだろ…
「あー…ケイは強い?その…戦闘的な意味で」
「意味がわかりませんが、まぁ…五、六人相手なら負ける気はしません」
隣りに座りコーヒーを飲む。その姿も格好良く女性が見たら煩そうだな…
ケイも…いやもう抱かれた俺はバリ立ちではないか。ケイはバリ立ちで今一番人気で、会社内でも抱きたい男と抱かれたい男を総なめしてる男。
ケイをあの兄と会わせたらどうなるだろうという興味がふつふつ湧き上がる。今度連れて行こうかな。大地にも会いたいし…
仕事で大人を抱いてプライベートで子供に抱かれてるなんて…やばいよな?
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