斬新な告白

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「ご、ごめん!」 あの後、気まず過ぎた俺たちは急いでファミレスを出てきた。 あの時の店員さんの顔、忘れられなさそう。 今は近くの公園でベンチに座っている。 隣では申し訳なさそうに俺を見る賢人。 そんな賢人の頭をぐしゃぐしゃにした。 「気にしないで。そんな謝んなくていいって」 「うん…。…じゃあ、返事きいていいか」 「あ、えっと…」 賢人は不安そうに俺の顔を覗く。 「セフレに、なりたいんだっけ」 「うん。で、どう?」 何か吹っ切ったようにさっきよりか少し強くなった語尾。 俺はどう言えばちゃんと俺の気持ちが伝わるか、脳内フル回転させて考える。 「…俺は、賢人と、………セフレにはなれない」 「そう、か…」 「でも、俺は…「じゃあ、もう行くわ」はっ!?ちょ、待てって!」 言い終わる前に賢人は立ち上がって走り出す。 俯いたままの顔と震える手を見て、やってしまったと思う。 俺が言いたかったのは、賢人とヤるなんて無理とかそんな事じゃなくて。 セフレじゃなくて、恋人になりたいってことだったのに。
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