プロローグ。

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そんな最高の日に、私は夢を見た。 なんだろう……? どうにも現実離れした夢だった。 アニメが好きだからか、そんなアニメが影響しているからか、ファンタジー要素たっぷりの夢だった。 中世……ヨーロッパの時代背景の様な場所に私はいた。 町……ではなく、街道? 緑豊かで、とても空気が美味しく感じる。 そんな素敵な場所には、見たこともない、色々な動物がいた。 犬の様な生き物、馬の様な生き物、鳥の様な生き物……でも、何かが違う。 だって、犬は時折二足歩行で歩き、馬には角が生えていたり、鳥には首が2つあるのもいたり……。 でも、どの生き物も確かに生きていて…そして襲われていた。 誰に――?人間に……。 人間は武装していて、剣や斧、弓などで動物を襲い……その命を奪っては体の一部を剥ぎ取ったりしていたのだ……。 これは狩猟なのか、はたまた密猟なのかは分からない――でも、動物たちは私と同じように、保護猫たちと同じように知識があり、感情があり、確かに生きているのだ。
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